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患者様へ 明るい生活を目指して

令和2年6月1日

                                                                                     霧島整形外科病院 院長 井㞍幸成

鹿児島県内のPCR陽性感染者数もゼロになりました。全国的にもこのウイルスによる感染は収束に向かっています。今年の冬期、ウイルス感染症(主にインフルエンザ)による死亡者数も例年より少なかったと報告されています。

当院に通院される患者様も、検温や体調管理、県境を越えた移動の自粛などにご協力いただきました。入院患者様への面会制限もお願いし、ご迷惑を受け入れていただき、感謝しております。

昨年10月ごろから武漢より爆発的に世界に広がったこのCOVID-19ウイルスは、インフルエンザウイルスのように遺伝子変異を繰り返しながら、今後も世界中で流行再燃を繰り返します。効果のある治療薬は数年から数十年単位でしかできないと思われます。ワクチンも完全な効果が期待できず、副作用も克服できないかもしれません。しかしその死亡率は低く、インフルエンザによる死亡数(2017年2569人、2018年3325人)と比較しても少なく抑えられています(6月1日時点で891人)。従って、私たちにできることは、免疫力の強い体、ウイルスが流行しにくい社会を作り、感染したら恐れることなく早期に正しい対処をすることです。

幸い霧島地区は、自然に恵まれ人々の生活も穏やかです。温泉や山登りを楽しんだり、錦江湾で遊ぶこともできます。また、スポーツも盛んで若い人も比較的沢山いますし、みやまコンセールなどの音楽を楽しむ環境にも恵まれています。大都市との人的交流は多くはありませんが、逆にテレワークが推奨される中、首都圏の三密環境で働いている人々に魅力的な実態を示すことができるチャンスでもあります。

現在、この地区でマスクを日常にする必要はないと思います。必要なものは笑顔です。残念ながら過剰に恐怖心を煽るテレビや新聞・週刊誌に同調圧力を受け、今こそ輝くべき地方の豊かさを甘受し損なうことは、残念でなりません。

手洗い、うがい、適度な咳エチケット(咳やくしゃみをするときの保護程度)、健康維持のための食事・運動・元気な心の維持に努め、皆さんと明るい生活がしたいものです。

勿論、次の感染流行が押し寄せれば、厳重な対策も必要です。このウイルスは我々の体内で増殖しながら生き続けます。時々発症者が出ながらも重症化しない治療を繰り返すことになります。当院では、患者さん、職員、職員の家族を含めて、明るい日常を送る、感染しても発症しにくい生活習慣を守る、発症したら速やかに初期治療を行い重症化を防ぐ、過度の恐怖心を煽らず冷静な知識に基づいたコミュニティを創る、これ等のことを行っていきたいと考えています。

現在も当院は急性期病院として常時臨戦態勢をとっています。必要に応じて患者様に再度厳格な用心をお願いすることになるとは思いますが、今はその時でないと思っています。新型コロナウイルスと共生する世の中になります。上を向いて対応していきましょう。