令和2年度開院記念文化講演会
10月17日土曜日
令和2年度開院記念文化講演会
当院も開院し、10月17日で6年が経過しました。今年の開院記念日はかねてより井㞍先生のご希望だった文化講演会が企画されました。医学知識の追求だけでなく、文化人の方をお招きすることで、様々な教養や見識を深め、人生を充実させることが目的です。
記念すべき1回目は、鹿児島国際大学大学院元教授の中村明蔵先生でした。ご専門は飛鳥・奈良時代の古代律令政府の南九州に対する支配政策がご専門です。
講演会は当院の患者さんもお越しになり、満員御礼でした。中村先生のご講義では、その当時の隼人の様子や生活、大和朝廷に攻められた後の隼人の様子などを、ユーモアを交えながらお話頂きました。拝聴したあとは、あちこちの身近にある隼人の遺構を訪ねて隼人の息吹を感じたくなる講義でした。86歳とは思えぬエネルギッシュな中村先生をみるにつけ、人生100年時代を感じずにはいられませんでした。
中村先生のお話ではまだまだ発掘されていない隼人に関わる場所もあるそうで、今後も隼人に関する新しい発見が出てくるかもしれないと思うと霧島の地にますます興味と愛着が湧いてきました。
さて文化講演会が終了した後は、開院記念パーティーでした。井㞍理事長が今までの6年を振り返り、これからの我々の進むべき道を示されました。気合が入ります!
会の最後には、当院入職5年勤続されたスタッフへの功労賞と、今年1年大きな功績のあったスタッフに贈られる術徳賞が表彰されました。功労賞は11名で、皆さん当院でなくてはならないスタッフの方々ばかりです。本当に5年間お疲れさまです、今後ともよろしくお願いいたします。
そして栄えある術徳賞は、理学療法士の橘木康文さんでした。その活躍は言わずもがな、P & C Labの活動だけでなく日々の業務やトレーナー活動など、幅広い分野で素晴らしい功績をあげていらっしゃいます。今後も更なる活躍が期待されます。
盛況の中、会も無事に終了しました。来年も当院スタッフのみならず、地域の皆さんとともに楽しみ学ぶことが出来る文化講演会になることを祈念しております。
(宮﨑)