職員ブログ

26-27日目

今週も始まり、順調に研修が進みます。

ここ二日は、腕神経叢の障害の方が多いです。事故後の腕神経叢損傷の方が、神経の修復術を受け ての術後フォローで来られていました。術後6か月の方で、肋間神経を移植した方でした。肩関節屈曲・外転、肘関節屈曲ができてましたが、MMT3ぐらいで しょうか。針筋電図や神経伝導速度検査で、回復していることが確認されました!検査中、移植?移行?した神経が刺激されているためか、肋骨付近が痛いとし きりに言ってました。そうですよね~ しかし少しずつ頭の中のマッピングが変わって接続した神経の代わりに支配した筋肉を動かすように変化していくそうです。リハビリ大事ですね!回復には長期間かかるそうですが、粘り強く頑張ってもらいたいですね!

また、別の患者さんでは、右手が上がらなくなってこまる、という症状でした。肩甲骨が上方へ偏移し、棘下筋が萎縮しています。肘を曲げるのも力が入りません。念入りにMMTや感覚検査を行い、筋電図と神経伝導速度検査を行います。尺骨神経、正中神経、橈骨神経に、外・内側側前腕皮神経、針筋電図では、、第二第側骨間筋、母指外転筋、小指外転筋、尺側手根屈筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋前部・中部繊維、棘下筋、棘上筋、菱形筋群、脊柱起立筋、もう刺しまくりです。

ここででる波形fibirillationが私全く未だに分かりませんが、先生方はそれをみて脱神経所見を確認しているようです。むむむ・・・。ここまでのステップを踏んで、ようやく診断へと向かいます。今回の患者さんは、腋窩神経と筋皮神経、肩甲上神経が障害されていたので、その上位にあたる上神経幹の障害だろうということになりました。恐らく斜角筋の影響かな?ということでした。

この後、治療としては理学療法の処方がでて、経過観察をするということになり終わりました

ここにきて、本当に末梢神経の絞扼障害が多いんだなと感じています。また中で、病態の理解とその障害像の理解をしてからの理学療法の必要性がやはり本当に必要だなと感じています。

今日も勉強頑張ります!