28-29日目
最近、他のレジデントのDr.から言われました。「毎日同じことみて面白いの?」と。意外だったので、「勉強になります」と答えました。
レベルの差なんでしょうが、今の私には楽しいというか勉強になります。いまの状態で、またリハビリの見学に行きたかったですけど…これまでも、腕神経叢障害、手根管症候群、Guyon管症候群、神経根障害、肘部管症候群、胸郭出口症候群、腕神経叢炎、神経修復術後フォローアップ、などなど気が付けばたくさん症例を重ねています。確かにわかっている方にはつまらなく感じるかもしれませんが、理学療法に活かせる評価方法や解剖学的視点がいっぱいあり神経伝導速度検査と筋電図検査は大変勉強になります。…しかしわかってます、勉強不足でいまさらこんなことを言ってということが…まぁ人間いくつになっても勉強ということですね!
さて印象深い患者さんいらっしゃいました。手関節、指関節が動かず、肩関節の動きも悪く、腕神経叢の状態を筋電図で評価してほしいとの紹介で来られた患者さんです。外傷で腕神経叢を受傷されてますが、その原因がなんと、銃弾によるものでした・・・確かにNYの専門ニュースチャンネルをみると銃撃のニュースがたまにありますが、このような形で目の前に現実として肌で感じると、少し気が引けます。背中にも貫通した後が…汗 お若い方でしたので、少し神経が回復してきており希望が持てそうな結果でした、恐らく外科的に神経の修復?移植?をされて少しずつ回復していくのでしょう!是非とも社会復帰してほしいですね!
また29日目の午後からは、Dr.Wyssの見学もできました。恥骨結合炎の患者様がいました。フォローアップの患者様でしたが、大半は話を聞いており、質問で現状と症状の変化を把握して検査を行います。元PTということを活かして運動指導までしちゃいます。むむむっ・・・NYでは、体幹トレーニングとして、ピラティスを皆さんしている方が多いです。健康志向の方が多いのもあるかと思いますが、運動に積極的な患者さんが多いのがNYの皆様の印象です。この患者様は、痛みを繰り返していますが、どうしても運動は続けたいらしく、相談されているようでした。痛いけどできなくはない、けどすると痛くなって心配できた、よくあるパターンですね…丁寧にご指導され、プールやエルゴをお勧めしています。靱帯や腱の回復は遅いので、焦らないようにお話しされてます。どうしてもだめなら、PRP療法を、とのことで終了でした。
28日目の夜は、PRP療法の勉強会、またエコーの勉強会がありました。PRP療法では、その実際の方法が紹介されてました。特に年齢制限はないとのことでしたが、診察中あまりご高齢の方にトライしているのを見たことがありませんね…また聞いてみます!エコー勉強会では、実際に手根管や肘関節を実際にやらせてもらいました。さっぱりわかりません…今度は専門家に肘を見てもらいます。なんと、私の内側側副靱帯に炎症が!幸い、NY Yankeesのまーくんみたいに断裂はしていないみたいですが…フェローの先生より、PRP療法だね、と笑われてます…これは大問題ですね…体をいたわらないと…帰国したらT丸先生にリハビリしてもらおっと。
今週も明日までですので頑張ります!
仕事の帰りに立ち寄ったBryant Parkが大変なことに!
↓10月初旬のBryant Park
↓11月のBryant Park
ス、スケートリンクになっている!!
ハロウィン過ぎたらあっという間にこんなになってます!すごいぜNY!気温はまだ10度以上あるのに!!
けど、霧島にも天然スケートリンクあるから負けてません!(張り合ってもしょうがないですが…)