34-35日目です
34-35日目の研修です。
研修も残りわずか、学べるものはすべて学びたいと考え研修に臨みます。
34日目は、Dr.Feinbergの見学です。前回同様、腕神経叢の損傷に方がいらっしゃいます。何度見てもなかなか難しい病態です。反射の確認と髄節レベルのkey muscleの筋力評価、触診と、解剖学的知識、運動学による筋出力の特性を考慮した評価は理学療法士としてしっかり復習したい基礎であることを改めて感じました。もうベテランの域なのですが…
また日本に戻ったら、患者さんを診ながら復習していきたいと思います。
35日目は、Dr. Kirschnerの見学です。腰痛の患者さんや高齢の方の患者さんが来られています。変性疾患の関節症に対してどのように対処するか、大変興味深く見学しておりました。基本的には、運動療法の推奨、投薬の調整を行い、1ヵ月~2か月様子をみて痛みが変わりがないようならば注射を行うといった流れでした。注射の流れは痛みに応じて、金曜日ならば即日のこともあります。Dr.同士で得意な分野があるようで、お互いに紹介しあっているところもありました。特にDr. Kirschnerは注射が得意なようで金曜日のブロック注射の日は大変忙しそうです。しかしほとんどの患者さんの痛みが注射実施後NRSで1~2となっていることが素晴らしいと感じました。診断の要素もあるので、その後の治療もきっと円滑にいくことかと思います。
Dr. Kirschnerの見学はこの日で最後となりました。忙しい中色んな診察法や臨床での考え方を丁寧に指導頂きました。変性疾患の患者さんに丁寧に向き合い、患者さんにアドバイスを送りながらしっかり疼痛の治療も行っている姿は大変素晴らしいと感じました。また理学療法も重要視されており、その知識も大変深いものがあったと感じます。理学療法に固執することなく、鍼やマッサージも痛みの緩和のために利用することを提案することも行い、よくなることは何でもしようとする姿は臨床家のあるべき姿に感じました。臨床研究も進めておられ、肩関節のPRP療法、ブロック注射について等行っておられました。説明と確実な治療スキル、そしてそれを形にする努力するお姿は大変勉強になりました。
勉強あるのみ、頑張ります!
34日目の夜にささやかながら飲み会に行きました。メンバーは、日本に2年間滞在経験のあるDr.Missioと臨床研究をお手伝いする研究者で日系2世のMorisakiさんです。お二人とも日常会話の日本語ができ困ったときはお力をお借りしておりました。そんなお二人と、NYの「IZAKAYA」に行ってまいりました。まさに、居酒屋、日本と全く変わらないお店がそこにありました。焼酎も鹿児島にある焼酎がいくつもあり、なんだが日本に戻った気がしました。焼酎を飲んだことのないMorisaki氏に黒霧島を勧めましたが、おいしい!、との感想でした。良かった!NYでは日本のクラフトビールも流行ってきているようで日本の食文化の素晴らしさを改めて感じました。Dr.Missioから、日本人とアメリカ人の違いを色々と聞けて大変興味深い一日でした。またどこかでお会いしたいですね~。
本当にお世話になりました!