職員ブログ

3日目

更新が遅くなりました。3日目です。

3日目は、Dr. Kirschnerについて、関節と脊椎についての診察と治療の見学です。

Dr. Kirschnerは、リハビリ科でありスポーツ医学も専門にされており、幅広い患者さんに対応されています。

診察は、井㞍先生同様、大変熱心に患者さんのお話を聞き、丁寧に診察、その後しっかりと治療方針の説明をされています。

本当にHSSの先生方はよく働かれます。基礎体力のせいでしょうか?

さて、Dr. Kirschnerは大変興味深い治療を行っていました。

一つはPRP療法です。

かのNY Yankeesの田中選手が受けたことで脚光を浴びてましたが、普通に行われていることにびっくり!またそれを股関節に行っています!股関節に針を打てるんですね…もちろん、超音波ガイド下からですが。

二つ目は、椎間関節由来の関連痛へのブロック注射です。

この日にすべり症の方で痛みの訴えが強い方が2名ほどいらっしゃいました。午後から、2Fにある注射専門ユニットに移動しブロック注射を行います。カーテンだけで仕切られた患者さんの安静用のベッドがずらっとと、その奥には透視室2室があります。ここでは、疼痛管理専門の麻酔科医師や整形外科、リハ科の先生先生方が透視を行いながら治療や評価を行うそうです。放射線技師さんが気さくに教えてくれます。

腹臥位に寝かせた患者さんに透視を見ながら丁寧に針を刺入させていきます。目標は脊髄神経後枝内側枝です。場所へ到達すると、なんとここで電極を刺し電気刺激を行い、ブロック部位を特定してました。その後リドカインを注入して終了です。

その後の痛みについてはご本人に確認できてませんが、笑顔でいらっしゃったのでおそらく、効果あり!でしょう。知らないことがたくさんありますね。

3日目で、一番感動したことは、Dr. Kirschnerが患者さんに、しきりに「Physical therapy is not massage, Exercise!」と患者さんに繰り返していたことです。もちろん、マッサージも否定はされてませんでしたが。早くリハビリ室見学させて~、と思った3日目でした。