職員ブログ

日本臨床スポーツ医学会学術集会

平成29年11月18-19日の二日間日本臨床スポーツ医学会学術集会でポスター発表をしてきました。東京の国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催されました。参加者は医師、理学療法士、看護師、歯科医師、アスレチックトレーナー、スポーツ科学関係の方々などスポーツに携わる多岐にわたる職種の参加でした。理学療法士の参加人数が昨年より増えているように感じました。

今年のテーマは「未来への貢献」ということで、2020年に開催される東京オリンピックとその先を見つめた取り組みに関する講演やシンポジウムが多くみられました。東京オリンピックが開催される2020年に向けてスポーツを取り巻く環境が変わるチャンスと捉えて、行政も力を入れて動いています。スポーツ庁は予算も増やす方針であり、この機会に理学療法士として貢献していきたいと改めて感じました。

自分の発表については、今回「小学生陸上競技選手と保護者のストレッチに対する意識・実態調査」という演題でポスター発表しました。所属している鹿児島県陸協の取り組みとして、近年、2020年鹿児島国体に向けて障害予防、競技力向上に力を入れています。若年層から障害に対して取り組むことが重要という認識が高まり、今回小学生陸上競技選手とその保護者を対象にアンケート調査を実施し、それをまとめた発表でした。発表の場での質疑応答では、若年層の身体が硬くなっていることは、全国的にも注視されていることなので柔軟性の実測値の調査や今後の普及活動についてのアドバイスを頂きました。

今回、初めてこの日本臨床スポーツ医学会で発表させて頂きましたが、発表を見てくれた方々と話すことでより自分の発表に関する見識を高めることができたと感じました。非常に良い経験となりました。今後の活動に活かしていきたいと思います。(中井)