初日
今日から研修開始でした。
早く着きすぎて近所をうろうろする不審者のような宮崎です。
研修はHSSの病院より少し離れたところにある、外来専門のビルディングです。リハ科や疼痛に関するマネジメントを行う施設や診療科が集まっており集学的に、かつ効率的にアプローチできる場所です。
そしてついに緊張の面持ちで、今回私のプログラムのホストになってくださるDr.Feinbergと対面することになりました。秘書のマギーさんの素敵な笑顔と心遣いにホッとしながら、紹介頂きました。とても紳士な方でした。
・・・ただ、むちゃくちゃお忙しい!ちょっと来たことに罪悪感、しかしたどたどしい英語を真剣に聞いていださり、感謝感謝です(涙)
さて今日の研修は、Dr. feinbergの外来診察の見学です。患者さんは、ほとんど他医師よりコンサルトの方々で、頸部から手指にわたる痛みやしびれの検査を理学所見と電気生理学的手法で診断されます。痛みやしびれで生活や仕事にみな支障をきたしています。
神経伝導速度の検査では電気のショックで患者さん皆さん飛び上がり、針筋電図検査では涙を皆浮かべてます…しかしその後、しっかりと患者さんの訴えを聞き、今後についてお話しされてるためかみな笑顔で帰って行かれます。
しっかりと検査と評価を行う、基本的なことですが、ひとつひとつを丁寧に「凡事徹底」、日米関係ありませんね。基礎医学の重要さを改めて感じた一日となりました。
さて、Dr. Feinbergについてご紹介です。地元New York Magazine誌が選ぶ、Best Doctorに2001より、ずっと選ばれ続けている方です。リハ科のチーフということもありますが、大変人望の厚い方のようです。
お部屋には、Yankeesの写真や選手のサインが所狭しとあり、病院だけではなく、院外活動も多く交友関係が広いようです。
余談です。本日とある患者さんにDr. Feinbergが僕を患者さんに紹介したところに、日本人と知った患者さんはこともあろうに昨日のYankeesについていじってきます。「昨日のヤンキースはざんねんでししたね~(想像)」
Dr. Feinbergは、不機嫌。 やっぱり!どんな話題ふってんだ!まーくん悪くない!審判のストライクゾーンが悪い!と心で叫んでいるところに・・・
Dr. Feinberg 「Did you watch the game?」 きたー!
しょうがない、あやまっとけ~!「I…I am sorry…」 患者さんは爆笑です。
ということで、次の日も頑張ります。
HSS別院で、75th Street Campusです、病院の機能を分けてHSSの周辺にこのような別院が点在しています。
診療科ごとで別れておらず、様々な診療科で組み合わされておりうまくセンター化していることが興味深いです。
ちなみに隣の隣のビルにspine centerがあります。