R5.9.21-24 小林PT、特別かごしま国体ローイング出場!
令和5年9月21日~24日
かごしま国体に出場しました。
私が出場した種目(成年女子舵手付クォドルプル)は、予選敗退となってしまいましたが、高校生や大学生選手の頑張りもあり、チーム鹿児島としては4種目で入賞という成績をおさめることができました。
選手は、9月13日から国体会場となる輝北ダムにて強化合宿を行い、本番に臨みました。合宿中は試合形式でのタイムトライアルを何本も行い、レースに向けて、艇の伸びを確かめたり、加速させる感覚を高めました。
国体は、普段の試合とは異なり、すでに調整された自分たちの所有艇ではなく、規格艇という共通の艇が用意されており、その艇を組み立てて調整するところから試合が始まります。できるだけ早く正確に、艇の角度や高さをセッティングしなければならないので、どの県の選手もピリピリとした雰囲気が漂っており、久々に味わう国体ならではの緊張感を感じました。
レースは、予選、敗者復活戦の2戦とも、スタートで出遅れ、後方から追う展開となりました。私にとってラストレースとなった敗者復活戦は、300mくらいで追いついて格上の相手と並ぶ展開となり、最後の意地をみせることができたと思います。負けたので全く何も後悔がないといえば嘘になりますが、自分自身の力は出し切り最後のレースを終えることができたので満足しています。これまで10年以上競技してきて、何万キロ、何百万キロと漕いできましたが、今まででいちばん濃密な1000mだったと思います。
高校に入学するまでは全く別のスポーツをしており、一目惚れのように、直感で入部して始めたローイング競技でした。
一度はコロナウイルスの影響で延期となり、いつ開催されるかわからない不安やモチベーションの維持に苦しみました。年齢を重ねるにつれて選手として筋力や心肺機能など身体機能の向上をし続けるのも大変でした。たまには休みたいと思うこともありました。
でも、「就職してからも選手として競技を続け、地元国体に出場したい」という私の目標に、温かい応援を送り続けてくださった皆様の支えのおかげで、自分で決めた地元国体というゴールまで選手として漕ぎ続けられたことは本当に幸せなことでとても感謝しています。
今後は、この自分自身の経験を、理学療法士、トレーナーとして活かしながら、日々の臨床や後進の育成に励んでいきたいと思います!
理学療法士 小林 明日香