職員ブログ

R7.11.29-30 九州理学療法士学術大会 in 大分参加報告

今回、令和7年11月29日~30日にJ:COMホルトホール大分で開催された、九州理学療法士学術大会 in大分に参加しました。同分野から他分野の発表や最新の機械展示など、最新の知見を学ぶ事のできた学会となりました。また、自身の発表では、教育に対する当院での指導体制についての発表にて、質疑を頂き、発表後も他施設の理学療法士と意見交換を行う事のできた有意義な学会発表となりました。

学会では、「運動器理学療法学の源泉~膝関節の理学療法を明日の技術へ~」という公募企画、講演で画像評価や疼痛の発生要因の考え方や触診、評価方法そしてリハビリテーション内容の考え方等、改めて理解を深める貴重な機会となりました。

その他にも、医療対象の多くが高齢者となっており、加齢に伴う低栄養やサルコペニアが増加傾向である中、当院でも頸椎術後等、嚥下機能低下によるリハビリテーション介入の機会も多くあり、リハ・栄養・口腔の三位一体の取り組みが重要視されている事を学びました。介入としては、集団での運動療法(起立着座練習20分)や栄養面では、中佐脂肪酸、タンパク質強化ごはん「熊リハパワーライス」の導入。口腔では舌圧、嚥下機能への介入、専従の歯科衛生士による口腔ケア等の取り組みをされ、こういった介入から、認知機能の改善やADL、嚥下障害への改善にも有効な効果もあり、他面的な知識や多職種との連携もより重要であると感じました。

今回の学会参加を通して、医療機器の進歩や最新の知見のみならず、現在の超高齢社会で必要となる理学療法の在り方やチーム医療の重要性を再認識した学会参加となりました。

松田