Performance & Conditioning Laboratory

鹿児島実業野球部 投球指導

4月15日

本日は、昨年からトレーナー活動を行なっている、鹿児島実業高校野球部の練習に訪れました。

練習では冬季トレーニングも終えて、実戦形式での練習を行なっていました。鹿児島実業高校は3月末から行われた、九州地区高校野球大会鹿児島県予選で見事優勝を果たし、今月の24〜30日に行われます、九州大会への参加が決まり、監督や選手達もより一層練習に励んでいました。

今回は、P &Cの投球教室で得たデータをもとに、監督さんや選手達にフィードバックを目的に訪問致しました。本年度のテーマは制球力ということで、全20球の投球位置を示した図や投球中の筋活動を解析した結果などを記載したフィードバックシートを作成しました。また、昨年度から行っている、開きや肘下がり、機能評価についても同様に記載し、問題点や課題等を提示し監督さんとお話をする機会を頂きました。選手の中には投球教室でのフォームから明らかに変化している選手や球速が上がっている選手もおり、改めて成長期の野球選手の変化の早さに感心しました。今回は大会前という事もあり、選手達には具体的な改善策やトレーニング等の指導はあまり行いませんでしたが、夏の大会に向けて少しずつ還元して行きたいと思います。

4月からは1年生も練習に参加しており、股関節を意識したトレーニングやストレッチングの方法等も指導させて頂きました。今後の競技力の向上や障害予防につながる事などの説明をし、選手達同士で方法を確認してトレーニングに励んでいました。

昨年は、新型コロナウイルスの影響で甲子園は無くなってしまい、今年も練習試合など思うように行えていないかと思います。今年は甲子園が開催され、選手達が目標に向かって全力を出せるよう願い、私達も選手達の期待に少しでも応えられるよう頑張って行きたいと思います。

(田丸)