Performance & Conditioning Laboratory

第13回 投球フォーム指導コース

今回は、22名の元気な中学生が参加されました。

今年は、すでに77名の中学生を計測および指導行ってきました。

データを解析していく中で感じることが、でてきました。

♦︎フォームも機能もバラツキが多いということです。

成長も発達も野球経験も様々で、色んなキャラクターが存在するのが中学生なんだと困惑しております。

成長期障害の一端は、未熟な下半身機能と不良フォームと言われております。我々の調査でも筋力(特に体幹・股関節)や可動域(特に股関節)に低下が見られています。

また投球フォームでは、開きや肘下がりの選手も多く認められますが、フォーム自体も様々で十人十色です。
不良フォーム者の特徴として、後方引き込み相の消失や並進運動中の骨盤回旋増大が認められています。

これらの現象がなぜ起こるのか?
現場でできる適切かつ的確な評価は何なのか?
障害を未然に防ぐことはできないだろうか?

様々な観点から一つ一つ問題と向き合う毎日です。

また、今回はピッチャーを中心に股関節の使い方を一緒に考えました。
みんな熱心で、運動後の変化を実感を共有することができましたので、これからも啓蒙していきたい点となりました。

野球選手の未来のために、少しでもいい情報が発信できるように、より正確なデータ解析を行っていきたいと考えております。


今回参加された皆様、遠方より脚を運んでいただき、ありがとうございました。
関わってくださった全ての皆さん、お疲れ様でした。

橘木