Performance & Conditioning Laboratory

2020 P&C Lab  「 It’s Renovation!!」

これまでの活動を通して学んだことを話し合い、2つの結果に行きつきました。
初年度は、障害予防の啓蒙啓発に力を注いでいたため現場の疑問を解決するに至れなかった。
翌年は、原因究明に重きを置きすぎて、現場への反映が出来なかった。
得られたものの大きさと見失うものの儚さを痛感しました。
我々の活動は、「地域のスポーツ障害をゼロにしたい」と思い立ちあげた理念を忘れていました。
今年の絶対的テーマとして、
1つは、不良な投球フォームの原因を解明し、解決に至ること。
1つは、これまで得られた情報をしっかりと現場に伝えること。
でした。というか自然となりました。

昨年11月から一足早く我々の新年は明けました。
今年はピッチャーのみに参加を呼びかけ、対象を絞りかつ領域を拡大しました。

現在、中高生参加者40名。
彼らは病院を受診していない健常者です。
病院に来院される方たちは、何かしらの不安を患っています。しかし治療に当たるには、健常者との違いを知る必要があります。また、障害を未然に防ぐため、警鈴を鳴らし続ける必要もあります。
今回のテーマの一つに、フィードバックの重要性を再確認することを掲げました。
これまでの研究を通して、データを解析する技術も上がりました。役割分担も明確となり各自の意識も高まりました。チームとしての質も向上しました。
結果、データの正確性と解析のスピードと分析の深さが成熟してきました。
来る、1.23.今年初のフィードバック。

データは、自信をもって提唱できるものが出来ました。悩んで現場に寄り添う内容が出来ました。
やはり、最後の悩みは、現場の悩みと医療界の苦悩が一致するだろうか・・・という不安でした。我々の活動が現場にとって意味のあるモノだろうか・・・でした。
その時が終わり、心は晴れました。
母校を卒業して22年。当時の監督も来てくださり、同級生もコーチとなっていました。何よりも現場の最前線で力を注ぐ監督さんと、面と向かってぶつかり合えたことが、何よりもうれしかったです。
日が暮れて、いつの間にかナイターがついていたことに気づかず没頭できたことに、胸躍りました。
我々は、止まりません。
何よりも我々の根底は、「地域のスポーツ障害をゼロにしたい」ただそれだけだから。その為に必要なことがあるならば、何でも挑戦します。たくさん失敗して見せます。そして絶対立ち直って見せます。
最後に、この熱き挑戦に期待を注ぎ続けてくれている理事長、そして陰で支えてくれている事務長、ご多忙の中迷惑ばかりかけている榊間教授、その他大勢の理解者に感謝しつつチーム一丸となり研鑽することをここに誓うとともに、邁進し続けることを温かく見守りください。

PS.来月は帖佐中にフィードバック行きますので、盛り上がっていきましょう!!
理学療法士 橘木康文