投球指導③
令和2年7月2日、鹿児島実業高校に投球動作指導・トレーニング指導に行ってまいりました。
6月末に地区大会予選の組み合わせも決定し、試合に向けよりいっそう気合が入り練習に取り組んでいる選手、指導者の先生方の姿がありました。
私たちのこれまでの研究で、体の開きや肘下がりなど不良な投球動作に影響する要因が少しずつ分かってきました。そこで、これまでの研究をもとにトレーニング内容を考え、投球フォームの指導を行なってきました。
今回の目的は、これまでに行なってきたトレーニングの成果と現在の投球フォームの確認でした。
毎日練習を見に行けるわけではないですが、選手たちは練習を頑張っているようで、最初はなかなか出来なかったトレーニングも徐々にこなせるようになり、最近では球威も上がってきたとのことで、指導者の先生方も成果を実感しているようでした。
本来なら、今の時期は甲子園という高校球児の一番の目標に向け、日本全国で熱い戦いが盛んに行なわれているはずです。
残念ながら新型コロナウイルスの影響で甲子園はなくなってしまいましたが、選手たちは目の前の試合に向け努力しており、頑張る選手を見て我々も刺激を受けました。
私たちのアドバイスを選手たちは素直に真面目に聞き、実践してくれます。現在の状況に慢心せず、選手たちの活躍に手助けができるよう、より一層日々の臨床、研究に励んでいきたいと感じました。
これから3年生の選手たちは今後の進路も考えなければならない時期です。関わってきた選手たちには今よりも上のレベル・ステージで活躍し、長く野球をしてほしいと思います。
選手と共に我々も挑戦し続け、現場の期待に応えられるよう今後さらに邁進していきたいと思います。
7月11日からはいよいよ大会が開幕します。1日でも長い夏になるよう応援しています。
頑張れ!高校球児!
(中島)