Performance & Conditioning Laboratory

国体帯同!

2016 いわて国体       ~広げよう感動。伝えよう感謝~

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私は普段は理学療法士ですが、休日はトレーナーとなり鹿児島県選抜ボート競技強化委員として従事させて頂いております。

今回の岩手で3回目の国体帯同となりました。大震災の復興を願い行われた大会でもあり、ボランティアスタッフの元気なサポートと明るい挨拶に触れ、復興の兆しを感じました。

宿舎は花巻市、大会会場は大船戸から20kmの田瀬湖ボート場で行われました。震災の影響も少なく、広大な田園風景に囲まれておりました。

大会は、通常2日間の公式練習と4日間の試合で行われます。少年と成年部門があり、1人・2人・5人乗りで競われます。

今年は気象条件に恵まれず、台風も発生したため日程変更を余儀なくされ敗者復活戦が取り消される厳しい状態でした。更に気温10度前後での雨・風・雷下での公式練習と試合と不慣れな移動に戸惑い各県体調不良者続出でした。

私の主たる仕事は、各選手がもてる最高の状態でスタートラインに立つことが出来るようサポートすることです。表情や言動、歩行や動きを観察。食事の量や何を好んでいるのかを観察。バイタルチェックや睡眠状態、排便・排尿変化を確認。身体機能のコンディショニングを行います。

今回、悪条件や日程変更等イレギュラーな対応が多く、身体も精神も疲労感の訴え多かった。食事内容見当や捕食、体温調整や睡眠時間の調整だけでなく、世界遺産訪問でのリフレッシュタイムを設け、ホテル隣の滝を散策するなど多方面から疲労への対処も試みました。

結果は、予選敗退(2組)と準決勝敗退(1組)と入賞成りませんでした。

24時間ともに時間を共有し、7日間戦い抜く。常に色んな方向性考え、多岐の状況に対応していく。気の抜けない毎日ですが、トレーナーという仕事の必要性とやりがいを実感させられた大会でした。自分自身の課題もチームとしての課題も再認識され、来年こそは絶対に順位をつけてやるぞ!と近い帰路に着いたとこでした。(橘木)