Performance & Conditioning Laboratory

ボート研究①

今回は高校ボート部に所属する12名の選手が当院でのメディカルチェックに参加しました。

今回のテーマは『腰痛の解明』です。
ボート競技は全身の屈伸運動を繰り返し行うため、腰部の負担は大きく腰部障害の頻度が最も多いと報告されています。
現場でも腰痛を訴える選手を経験しますが、腰痛の病態はさまざまであり、適切な対応が必要です。

今回のメディカルチェックでは問診、MRIなどの画像所見・徒手的検査から腰痛パターンを特定し、身体機能の特徴を把握するために各部位の可動域・筋力・柔軟性を測定しました。


今回は新入部員に参加してもらい初めてのメディカルチェックとなりました。
身体機能の検査結果では、我々の予想を上回る結果を出した選手も多く、どの選手も今後の成長が楽しみです。

腰痛がなぜ出現するのか?
身体機能にどんな変化が起きているのか?
今後も定期的にメディカルチェックを行い、データを解析することで見えてくるものがあると思います。

得られた結果を現場に反映することで、選手らが楽しく、最高の状態でボート競技に臨めるようトレーナーとして関わっていきたいです。

今回協力をいただいた指導者や選手、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

(藤崎)